思い出すのは…
義母が急逝しました。
前の日の「母の日」には元気で、一緒に買い物に行ったり、買い物の後には「初物のイチゴが思ったより甘かったね」なんて、ダンナと電話で会話したりしていたのに…。
急性大動脈解離が死因ではないか…とのこと。
その日の朝も義父と元気にラジオ体操をして、朝ご飯も普通に食べたそうです。
ダンナと義父がお得意先から戻った時には、背中が痛くて寒気がすると言っていたそう。
次の日には3人で「おがくず酵素浴」の予約をしていたので、明日も調子が悪いようだったらキャンセルしようかなんて話をしてきたと、帰宅したダンナが言っていて。
「また明日ね」
と言って、義母と別れたそうです。
普段から、少しくらい調子が悪くても何も言わない義母だから、
「ちょっと心配だなぁ」
と言っていた矢先に、義父からの電話。
ベッドからドン!と落ちて、意識がない…と。
私たちが駆けつけた時も、意識はなく呼吸も脈も感じられず、それでも救急隊員の方から電話で受けた指示通り、心臓マッサージをして救急車の到着を待って。
「お義母さん!」
と呼びかけた時に、うっすらと左目をあけたような気がして、何度も何度も義母の胸を押して…。
心臓マッサージをしながら「どうか、戻ってきて」と、ダンナの亡くなった祖父母に「どうか、まだ連れて行かないで」と祈りながら。
高度救命センターに運ばれ、それでもダメだったけれど。
救いだったのは、寝かされた義母の顔が、まるで眠っているようで、苦しんだ様子もなく静かだったこと。
今にも起きて動き出しそうなほどに…。
あまりにも急なことで、何をどうしたら良いのかも分からないまま、伯父(近くに住む義母の兄)のお陰で滞りなく葬儀まで終えることができました。
義父とダンナが気落ちしていて、心ここにあらずといった様子なので、私がしっかりしないといけないな…と思っています。
同じ団地内に住む義父と一緒に食事をしたり、話をしたり、家のことを手伝ったり。
一緒に過ごす時間を増やしているところです。
本当に、なんでもない明日が来ると思っていたから、あまりにも辛い別れでした。
ダンナも義父も、ぼーっとしていると思い出が溢れてくるので、何かしている方が気が紛れるのですが、
「トイレが一番ダメだな」
とはダンナの言。
一人でじーっと、ぼーっとしてしまうから、思い出してしまって辛いのだそうです。
だからって一緒には入れないし、何か気が紛れるような、変なトイレットペーパーでも置いてみようかな…。
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